お布団だいすき

けっこう気合入れないと外に出られないダメ人間のブログ

平日でも国宝展は混んでいる

京都国立博物館に「国宝展」を見に行ってきた。

博物館と美術館をゆるく好いている系人間なので、とても楽しみだった。

 

しかし一抹の不安があった。

混雑である。

 
どれほどの混みなのか想像がつかない

先週の3連休はすごい人出だったらしい。ツイッターとかによると土日祝で入場90分待ちとかなんとか。人の頭を見に来たようだ…というコメントも見た。

 

神戸に怖い絵展を観に行ったとき、平日の真昼間にも関わらず人でごった返していたことを思い出した。でも作品が全く見られないことはなかった。焦らず並んだり空いているところからうまいこと周ればわりとがっつりしっかり見られた。

 

しかし入場待ちって。人気展示の前で人がわちゃついてるのはよくあることだが、まず前提としての会場入り、館内に入ることすら難しいとはすさまじいな。

怖い。

 

自分なりの対策

そんな感じで前情報で大変な混雑だと聞いていたので、事前にデータを収集し対策を立てた。

情報源はだいたいツイッターです。

ちなみに京都国立博物館のアカウントは混み具合をマメにツイートしてくれるのでありがたい。

 

入場時間候補
①開門と同時に入場

自分の可能な京都到着時間は最速で10時30分ごろなので、9時半の朝一突撃は無理。まず除外。

 

ただ、時間的に行けたとしても、開門よりかなり前に行かないと結構待つことになるとのこと。土日祝のツイート情報ですけど、平日はどうなんやろね?

②ランチタイム(12時~13時ごろ)

お昼時はやっぱり人が少なくなってくる…はず。

ご飯食べ終わって落ち着いた2時ごろとかがまた混んでくるかもしれないな~という予想。

 

③夕方~閉館直前(15時~17時ごろ)

人気展覧会であろうと閉館直前は確実に空いてくる。

ゆっくりじっくり観たい派は難しいところがあるが、サクッと観られる人はここが絶対に良いと思われる。

実際三連休も最終日は「15時ごろは空いてました」という情報があった。

ただし発信元の「空いている」の基準がどれほどのレベルなのかわからないのでなんとも言えないところはあるな…。

 

最終的に

閉館直前って焦るんよな…

ということで②のランチタイムを選んだ私は

40分待ちの列に突っ込む形となりました

賭けがド外れした悔しさと絶望感がすごい。

 

サクッと観られる自信がなく…焦る気持ちを抑えきれず12時ごろに行くと、うっそだろ!?というくらい人が並んでいた。ピーカン照りのなか行列が待ちかまえており、それは屋外だけではなく館内のガラス張りの中もずっと続いていた。

しかもこの日は暑かった。炎天下で40分て!ここはUSJかよ!

 

しかし意外にも…?

でも実際は回転が速く、20分も待てば会場に入れました。屋外に並んでいたのは5分くらいなもので、わりとすぐ空調の効いた館内に入れてくれます。国宝特集の本とか読んでたら全然すぐでした。

そして私たちの後ろからはどんどん列が短くなっていき、たぶん12時半ごろには屋外の待機列はほぼ解消されていたと思う。

 

会場内のようす

結論からいうと、全体的にしっかり鑑賞できました。

しかしなかにはじっくり観ることがなかなか難しいジャンルが存在。

 

書と絵巻物です

 

入場と同時にまず書の展示が始まるのだが、すでに大変。

例えば背の高い仏像なんかは作品から離れてもまずまず鑑賞が可能だが、

書とか絵巻物は目線より下方に置いて展示されているため、最前列にいかないとほとんど見えない。

人が少なければ空いているところに入って観れば良いけど、人が多すぎて無理。特に壁沿いの展示が黒山の人だかりと牛歩牛歩で、並ばないと鑑賞は厳しかった。(でも並べばしっかりゆっくり観ることができた)

特に私が行った時は「地獄草紙」の人だかりがものすごく、押すわ当たるわガラスにぶつかるわで空間そのものが軽い地獄と化しており、「これはアカン」と列に入るのを諦めました。

 

とまあ一部観づらく時間のかかるエリアはあるものの、あとはぼちぼち隙間ができてるところに入って観たりとかできました。特に火焔型土器や土偶、陶磁器など、四方ガラス張りで置かれているものは回転も早く、比較的観やすくて良かった。

 

あと大きい仏像。

低身長者に優しい仏像展示が私は大好きです。

 

移動について

階段は、順路以外にも、展示室外の休憩ベンチがあるところにもあり。

順路の階段は下に降りる人でいっぱいだったりするので、上の階に戻りたいときはそっちの階段を使うといいかもしれない。

お土産コーナー

館内のミュージアムショップはUSJのお土産屋並に混んでいた。

外に出てすぐのところにも特設売り場がある。

図録が目当てなら外でも買えるので、空いていればそっちで買ってもいいと思う。私は図録と風神雷神のフェイスパックを外のテントで買った。

お菓子とかは中でしか売ってなかった。館内と外でラインナップが結構違うので注意。

外に出ると

15時ごろ。

入場口は全く並んでいなかった。

やっぱり落ち着くのは夕方か~。やっぱ結果的にゆったり見るには夕方がよさげやな…

 

まとめ(10月11日(水)のようすから)

・入場列は12時をすぎたあたりから徐々に解消され始めた

・15時ごろは列が無かった

・リアルタイムの混み具合を知りたいときは、ツイッター京都国立博物館のアカウントをフォローしておくといい

 ・平日でも長時間並ぶ可能性がある。日よけ、飲み物、待ち時間用の暇つぶし対策をしておく

・館内人が多くて結構暑いので焦らない無理しない

・ホントに人が多いので、でかいカバンやリュックはやめたほうがいい(気づかぬうちに人にぶつかったり押しのけているケースがよくある)

・書と絵巻物を確実に制するには忍耐をもって並ぶこと

・壁沿い以外の島展示はストレスなく鑑賞できた

・今回の国宝展は3階からはじまり、そこから2階、1階へと降りていく形で進む。

お目当てがある場合はひとまず飛ばして下に降りたりとかしてもいい

 ・階の移動、とくに上へ戻るには、外の休憩ゾーンにある階段を使うほうが動きやすいと思う

・図録は外のテントでも買えた

 

開館時間なども曜日によってちがうみたいなので、それによっても混み具合は変わりそう。難しいな。

次はⅢ期展示に行きたい。